ゆっくり長く走るときに感じて欲しいこと - 楽に走れる｢立ち方･歩き方･走り方｣ - Coaching for Athletes JAPAN
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■２．強化期
別名、走りこみ期です。
「距離に対してより耐性を上げる」
「スピードをつける」
■２－１．距離耐性強化期
「フルマラソンを走りきれる脚作り」
・42.195kmを移動できる脚
・5～6時間走り続けられる脚
■２－１－１．距離耐性強化期（前期）
コンスタントにゆっくりペースのＬＳＤで３時間走り続けられる
状態に持っていくのが目標。
時間を重視したＬＳＤをやっていきます。
＜ＬＳＤを取り入れた一週間の例＞
（例１）
月：休養
火：３０分ジョギング(つなぎ）
水：【ＬＳＤ９０分メニュー】（メイン）
木：休養
金：３０分ウォーキング（つなぎ）
土：【ＬＳＤ９０分メニュー】（メイン）
日：６０分ジョギングメニュー（つなぎ・前後をいれて９０分）
（例２）
月：休養
火：３０分ジョギングメニュー（つなぎ）
水：休養
木：４５分ジョギングメニュー（つなぎ）
金：休養
土：【ＬＳＤ９０分メニュー】（メイン）※
日：６０分ジョギングメニュー（つなぎ・前後をいれて９０分）
■■ ゆっくり長く走るときに感じて欲しいこと
一人で走っていると、たまに追い越していくランナーがいる。
さて、その時、どんな気持ちになるか？
「今日はゆっくり走ろう！」
と心に誓ってＬＳＤをはじめる。
途中まで想定通りのペース。
ところが後半に入って、後ろからランナーが迫ってきた。
そんな速そうには思えない。
でも確実に近づいてくる。
そんなこと、ありませんか？
そのあと、どうなります？
大抵の場合、ペース上がってしまうんですね。
「抜かれるのは癪だ！」ってね。
でゆっくりゆっくりと言いながら、抜かれないように抵抗する。
気持ちはわかるけど、
そこはひとつおおらかな気持ちで、
「どうぞ！」と道を譲ってあげましょう。
そこでペースをあげたら、気持ちはなんとなく優越感を保てるけど、
練習は台無しになってしまう。
それと、世の中のランナー、一般に走るの速すぎ。
トップのアスリートだって、
いつもいつも速く速く走っているわけではないのです。
ただ、それじゃあ絵にならないから、人目には触れないだけ。
なので、ゆっくり走ると決めたら、ゆっくり走る。
小田が皇居をLSDで走っていた時のルールは、
他のランナーに対して、
「抜かれてもいいけど、抜いちゃダメ」
どうかおおらかな気持ちで！
一人でゆっくり長く走るときに感じて欲しいことがあります。
それは、自分の身体。
そして、周囲との関係。
スピードを上げて、ハアハア息をあげて走るときは、
あまりいろいろなことは考えられない。
でも、一人でゆっくり長く走っているときは、
結構いろいろなことを考えたり感じたりすることができる。
まず身体。
どんな動きをしているのか、
肩がどう？腰はどう？膝は？右足の中指は？
それぞれがどんな状態なのか。
いいとか悪いとか、判断するのではなくて、
そのままの状態を感じてみる。
そういうことを意識していくと、
そこにすごく豊かなものを感じられるようにならないだろうか？
あ～あ、動いている、ってね。
そして、身体が感じられたら、
今度は周囲を意識してみる。
ほんとにいろいろなものに囲まれている、
取り込まれている、その中を走っている。
空が青くて、雲がモクモクして、風が吹いて、木や街があって、
鳥がいて、人がいて、、、
暑かったり、寒かったり、
音があって、匂いがして、
そこに何かとてつもなく有り難いものを感じないだろうか？
ありふれた景色かもしれないけど、まさしくここがあるから
走れるんだって。
小田はそれを感じるのがとてもとても好きなので、
ヘッドフォンステレオも付けず、
一人でトコトコ走るんです。
苦しくても豊かな気分でいられる。
さあ、しばらく走れない日が続いたけれど、
またそろそろ走るぞ！
走れることに、ありがとう！
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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
では！
さ、一緒に、走りに行こッ！
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