第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編) - 楽に走れる「立ち方・歩き方・走り方」 - Coaching for Athletes JAPAN

楽に走れる「立ち方・歩き方・走り方」

こんにちは、

楽ランコーチ 小田英男です。

ウォーキング、ジョギング、ランニング!
楽しんでいますか?

「レースの記録&レースの記憶」

(泳いで、漕いで、走って、泣いて。成功失敗盛りだくさん)

社会人になって始めた、
トライアスロンやマラソン、
ウルトラマラソン、トレイルランニングなどなど、
いろいろレースに出てきました。
その記録と記憶を記していこうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   レースの記録&レースの記憶

   その003

■:第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

い つ:1989(平成元)年7月23日(日)

どこで:SWIM:皆生温泉海岸
    BIKE:米子~大山山麓~米子
    R U N:米子~境港~米子   (鳥取県)

どんな:トライアスロン
    (Swim 3.0km + Bike 135km + Run42.2km)

きろく:レースナンバー:335
    12時間40分19秒 総合276位
           (完走401名)

きおく:

中編は、スイムが終わって、トランジションのところまででした。


■ さあいよいよバイク135kmのスタート


8時12分。
(スイムパートに1時間12分かかったということ)

自転車にまたがり、バイクシューズをペダルにクリップオン。

泳いだ後、重力に逆らって立つのが、すごく重く感じます。

バイクに移ってしばらくはそれに身体を慣らしながら、
足を回していきます。

軽めのギアで、クルクル。

この皆生のバイクコースは、135km。
ロングディスタンスの大会の中では、
距離は短め。

でも、大変なんです。

「大山」

バイクコースの前半は、平地の川沿い(土手)を走るなど、
比較的フラットなのですが、後半に入ると、
「大山」の山ろくを走ることになります。
標高差400mとか、上り下りが連続する

通称:ジェットコースター

だとか、、、

第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編)

一番いやだったのは、7kmくらい連続する上り。

ヒーヒー言いながら上った。

あと少しで頂上というところに、
高石ともやさんが応援で大きな声を掛けてくれた。

それでも途中のエイドではしっかり食料補給。
速い選手は、エイドを通り過ぎ際にボランティアから、
水や食料(バナナなど)を受け取る。

でも、小田は速くないので、しっかり食べたいときは、
バイクを止めて、足もペダルからはずして、バイクを
下りて食べることもある。

だから遅い。とはいえ、しっかり食べておかないと
あとが続かない。

まだまだ、胃腸は元気。
それって、とてもありがたい。

大山山ろくのアップダウンを乗り越えて、
再び皆生温泉に戻ってくるその手前は
なだらかな川の土手を走る。

時速30km以上で走っているにも関わらず、
眠くなってくる。
(え? 居眠り運転?)

時々意識が遠のく。

周りも同じみたいで眠そう。

そのまま土手を転がって落ちるなんてことも、、、

やっとこさ、帰ってくる。
バイクのフィニッシュゲートが見える。

やった、バイク終了!!
13時30分

(5時間18分自転車に乗っていたことに)

さて、再びトランジション。

バイクをラックに掛けてから、ヘルメットをはずし、
サングラス、グローブもはずす。

バイクパンツも脱いで、ランニングパンツに履き替え。
ソックスもラン用に替える。

ランシューズを履き、エネルギー系のサプリを
流し込んで、


■ さあ、ランスタート


真夏の太陽。
暑い暑い。

境港まで、弓ヶ浜をひたすら行って帰ってくるだけ。
標高差は基本的にゼロ。

日陰がないのは、非常につらい。
照り返しも強烈。

道路の端を走って、少しでも日陰に、、、、

42.2km

フルマラソンの距離です。

実は、小田、このときまで、42kmなんて走ったことがない。
レースで走った最高は21.1km。つまりハーフまで。

これまた無謀です。

ここでも高をくくっていた。

練習で10kmを、45分かからずに走れるし、
ハーフだって、1時間35分で走れる。
ということは、せいぜい4時間ぐらいでは走れるだろうと。

そんなの、絶対無理。というのを走り始めてすぐに悟った。

脚、動かない。

キロ7分半から8分のペース。それがやっと。
おまけに、エイドではしっかり休憩。

時間がかかる。
きっついなぁ~。

第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編)

暑い中、我慢して走って、
折り返し。

水を浴びて、スイカを食べて、コーラ飲んで、
あと、バナナとか、おにぎりだとか。

ヨッコイショっと。

あと半分。

暑い日差しがだんだん傾いてくる。
気温はまだまだ暑い、はず。

でも、、
汗がだんだん出にくくなってくる。

心拍もなかなか上がらない。

お腹が冷たくなってくる。

脚も上がらない。

走れないものは仕方がない。
でも、前に進むのだ。

一歩ずつ足を前に送り出す。
一歩ずつ。

標高差のないコースに、一箇所難所があるのだ。
横断歩道橋。

なんでまた、、、

これを上がるのが辛い。
下りるのはもっと辛い。

あたりは暗くなる。

同士はそれでもまだポツポツ前後に。

もう、複雑なことなんか何にも考えられない。
ただひたすら、ゴールを目指す。

でも、ゴールも見えないとなると、
無心です。

足を前に前に、ということだけ。

あ~、なんか前に進んでいるなぁ。
生きてるんだなぁ。

と、何にも考えることなく、前を向いて
耳を澄ますと、明かりが見えて
何か叫んでいる。

ん?

ごーる?

ここから俄然元気が出てきた。
やったぜ、いつの間にかゴール近くまで来てた。

脚が、痛いの、重いの、もなんのその。

「おかえり~」の声援に、元気に「ありがとう」とこたえる。

明かりがだんだん大きくなって、音楽も声援も大きくなる。

やったやった、ゴールするんだ!!

最後は側転でゴール。(ヘンな奴)

19時40分。

12時間40分動き続けて、やっとゴールした。

長かった。

ランだけで6時間10分。いやはや。
世の中、そんな甘くないんだと知った。

でも、ゴールできたじゃん!!!

第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編)

見栄をはってビールを飲んでみる。

お腹が冷えていて、あんまり、、、、、

それでもいいのだ「乾杯」

小田にとって、今の自分を形作る原点となった
トライアスロンのゴールでした。

このゴールによって、小田英男は、
根拠が乏しいにも関わらず、ハッキリした人生に対する


★ 「自信」


のようなものを感じるようになるのでした。

参考:全日本トライアスロン皆生大会
    http://www.kaike-triathlon.com/index.html

第9回全日本トライアスロン皆生大会(後編)

それでは!

ウォーキング、ランニングに繰り出そう!!

そして、レースにエントリーしてみよう!!!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です